箱庭療法について

箱庭療法は、1929年にイギリスの医師ローエンフェルトが「世界技法」として発表し、
スイス人のカルフが発展させた心理療法の一つで、日本ではとても広く普及しています。
72x57x7cmの木の砂箱の中に、好きなミニチュアを自由に配置したり砂を調整して世界をつくります。


実際にやってみると、思いのほか様々な感情や感覚が生じることもあるでしょう。
箱庭に向かうと心が動いてきて、言葉や日常の意識を通してでは出てこられないものが
イメージを通して、箱庭に現れるとされています。
ただ、急いでこれを解明しようとか日常や自分に結びつけて解釈しようとするのではなく、
箱庭を作ること自体や、現れてくる世界をそのまま大切に体験するとよいでしょう。
言葉よりも深いレベルで心の変容が生じていくのを、心理士と共に見守りましょう。


箱庭療法はカウンセリングの中で行います。毎回・時々・全くやらない、など自由です。
こちらからお誘いすることもありますし、興味のある方はおっしゃってください。